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母子交尾 【長野原路】 松岡貴美子』 六十路母の貴美子は、息子とともにかつて2年間だけ住んでいた町を訪れる。8年前、酒乱の夫から逃げ出し二人きりで過ごしたことのある町なのだが、ダム建設で沈んでしまうことがわかり、想い出の地を噛みしめるためやってきたのだ。だが、それと同時にこの場所はかつて母と子が肉体関係を持ったことのある土地で、宿に着くなり母親の貴美子は息子に8年前のことを侘びた。だが息子はあの時以来母のことを女として意識していて、忘れようとしたが忘れられなかったんだと言ってキスをしてしまう…。